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2007.04.13更新 |
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| 決算特別委員会 福祉 「障害者への情報提供のあり方について他」 H18.10.10
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| ■上島よしもり 委員 |
まず、平成十七年度決算の中から、バリアフリーマップについてお伺いいたします。
世田谷区バリアフリーマップが平成十七年度につくられました。世田谷区がNPOにプロポーザル方式で発注しまして、ことし三月に完成、四月からインターネットを通じて利用されております。拝見させていただきましたが、掲載情報は区のホームページの施設情報に観光マップの一部をつけ足したような内容でありまして、端的に申せば、単なる地図ソフトでしかないようなものだというふうに思った次第であります。これを見た多くの人は、同じような印象を抱いたのではないでしょうか。
世田谷区がこれまで進めてきている点から線に、線から面へというハードのバリアフリー化には、多くの予算が投じられております。今回のバリアフリーマップは、平成十七年度の決算を見ますと約六百万円ということで、規模としては、比較しますと大きくありませんが、バリアフリー化をした施設を実際に活用していただくための大変重要な仕組みであります。言いかえれば、情報提供が適切に行われなければ、多くの投資が十分に生かされないということを認識いただきたいというふうに思います。
きょうは、細かい議論になりますが、改善の方向性を定めるために幾つか質問してまいります。
まず初めに、今回でき上がりましたバリアフリーマップを見て、区はどのように評価されているのか、まずお聞きいたします。 |
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| ◎堀川 計画調整課長 |
まず、ただいまお話しいただきましたバリアフリーマップにつきましては、高齢者及び障害者を含むすべての区民の安全かつ快適な外出を支援することを目的といたしまして、お話しございましたように、十七年度にマップの作成等が行われたものでございますが、成果物といたしましては、ホームページはシンプルでわかりやすい構成でございますし、また、バリアフリーの項目ごとに検索する機能などもついておりますので、一定の評価はできるものかなというふうに考えております。
もとより、こちらは取り組みの第一歩でございますので、また今後改善していかなければならない点や、現在のところではまだ不十分なところなどもあるものと認識しておりますので、今年度以降、内容面、機能面におきまして一層充実するよう、事業者に対して助言、支援をしてまいりたいと考えております。 |
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| ■上島よしもり 委員 |
| ご答弁では、不十分な点、もしくは改善すべき点があったというふうに率直にお答えいただきましたけれども、私は、実に多くの課題があるというふうに思っております。確かに、ご答弁にありましたように初年度ですので、すぐにはというふうにはいかないと思いますけれども、本日その辺について質問させていただくんですが、まず、区が考える改善点に対して、この間半年の間でどのように対応されてきたのか、それをお教えください。 |
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| ◎堀川 計画調整課長 |
四月以降の改善につきましては、例えば地図のオートスクロール機能のオン、オフのボタンの追加など、画面操作上の改善を図っていただいたり、あるいはバリアフリー情報のレイアウト、そういう画面の構成の改善、それからまたサポーターの表示機能の追加などを改善してきていただいております。また、まだ改善には至っておりませんが、区から今改善をお願いしている項目といたしましては、入力されている情報の定期的な更新、あるいはその情報更新の仕組みを確立していただくことや、また、地図情報を見ながら、一つの施設だけではなく複数の施設のバリアフリー状況が一覧できるような地図の表示方法、あるいは地図上の目標物と申しますのでしょうか、その施設に行くまでの目標地物、そういうものの表示を充実させていただくなど、さまざまな点をお願いして、今検討していただいております。
また、ほかにもやはりさまざまな情報を得るためには、施設にそれぞれ話題等も必要ある方が皆さん読んでいただけるだろうということで、トピックス情報を充実していただくこと、あるいはそれについて区の方で支援していくことや、また、ほかのバリアフリー情報へのリンクなども検討を今しておるところでございます。 |
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| ■上島よしもり 委員 |
るるお話しいただいて、私もほぼそういう部分の改善が必要だと思っております。
そこで、課題はわかっても、では、どういうふうにつくり直さなければいけないかという点については、やはり募集対象をNPOにした、なぜNPOだったのかということが私は重要なポイントとなると思うんですが、区としてはNPOとした意図についてどのように考えているか、その辺まずお教えください。 |
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| ◎杉本 みどり政策課長 |
「みどりと花いっぱい運動」の展開でございますが、まず手順といたしまして、区が公共施設の緑化あるいは花づくりを進めることでまずモデルを示しまして、また、大勢の人々が集まる場所での花壇づくりを進めてまいりまして、そこを核といたしまして周辺へ花づくりを広げていきたいというふうに考えてございます。
ご質問の商店街への具体、個別的な働きかけにつきましてはこれからでございますが、現在、区内三社の鉄道事業者と駅の緑化と花づくりについて計画しております。この鉄道事業者と駅を中心としました「みどりと花いっぱい運動」を展開する際に、あわせまして関係所管とも相談しながら駅周辺の商店街にまず働きかけてまいりたいというふうに考えております。 |
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| ■上島よしもり 委員 |
| 次に、商店街だけでなく、社会貢献を積極的に進めようという機運が現在社会的に高まっていると思うんですが、区内事業者、企業、または大規模商業施設への働きかけというのも行っていくべきと以前も申し上げたところですが、これまでの検討もしくは実際の動きなどについて何かございましたら、お知らせいただきたいと思います。 |
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| ◎堀川 計画調整課長 |
| 今回の補助事業につきましては、NPOの法人を対象として公募させていただいたわけでございますが、やはりNPO法人のよく言われる長所というんでございましょうか、地域性あるいは自発性、それから柔軟性といった、そういうようなNPO法人の長所というものを生かして事業を行っていただくことを期待いたしまして、NPOを公募の対象とさせていただいたところでございます。 |
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| ■上島よしもり 委員 |
そうですね、長所といいますか、NPOだとできるというところが大変重要だと思うんですが、その辺について伺いたかったんですけれども、他の自治体のこういうバリアフリーマップを見ますと、大概NPOがやっていたり、また、社会福祉協議会がやっていたりという形なんですが、これを見るとNPOの特性というのがよくわかるんですね。それは、いわゆる行政で要求される公平性という大きな障害が要らないということが大きくあると思うんですが、私は具体的に三つぜひ改善のポイントとして考えてもらいたいと思うんです。
一つは、今申し上げたとおり、民間を公平に扱わなくてはならないということがないということで、飲食店や物販店、コンビニ、スーパー等まで、民間施設のバリアフリー情報、また、先ほどご答弁にもありましたけれども、施設にたどり着きやすいように目印となるような民間の施設をマップ上に落としていくといったように、より多くの利用がされるつくりというのが大変重要になってくると思います。その点、当区のものは、まず区内にバリアフリーに力を入れているお店は随分私はふえていると思うんですが、今日現在では、余りそのバリアフリー情報が掲載できていないと思います。実際数えてみましたら、病院とか鉄道駅を除きますと五十件ぐらいしかこのバリアフリーマップに載っていないんですね。やはりこれは、私はもったいない、白地図状況みたいな形ですので、ぜひこれは改善していただかなければならないと思います。
もう一つのポイントは、自由なリンクというのが大きくあると思うんですが、他の自治体でつくられたバリアフリーマップは、そのほかのまた自治体のバリアフリーマップとリンクをしている。また、日本全体を網羅しますアクシビリティーガイドというものがございまして、そのほかにも全国の駅情報を扱う「らくらくおでかけネット」というものがあるんですが、こういった民間でつくられたものとリンクを張って、効果的に、例えば利用者が区内だけでなくて、区内から全国、もしくは全国から区内に来る場合も、事前にこういうバリアフリーマップを使って計画を立てることができるというようなことが、NPOがつくるとできるというふうに私は思います。その点もやはり今後の改善点だと思います。
もう一つポイントとしては、区民、団体、事業者との協力関係が効率的に、自由に組み立てることができるということがあると思います。行政ですと、なかなか一緒にやっていくとなると、やはりこれも公平性を考えてやっていかなければいけないわけですが、NPOですと、さまざまな形でボランティアを募集したり、また、関係団体と連携したりということができる形になっております。
そういうところですと、新しい情報が到着次第、逐次更新を行ったり、中には、私が見てびっくりしたんですが、工事が始まったことで、安全に進めるための別のルートを早くも掲載しているような、そういうバリアフリーマップの自治体もありました。当区の場合では、十分なそういった調査体制が組まれておられないようでございまして、さきの連休中に一部更新されたのを、ようやくのこと私は確認できましたが、そこまでの半年間、肝心の情報の更新が行われていなかったという、今そんな状況だったと思います。
このように、NPOの利点、そのほかにも多くの利用者がふえれば、企業から寄附などによって運営費を賄うことができるなど、そういった部分もあるわけでございますが、このような自由な掲載情報、自由なリンク、自由な協力連携というNPOの特徴的利点がほとんど生かされていないということが、私は大きな課題の中心になろうかと思います。
このほかにも、細かい話になりますけれども、区のホームページからマップになかなかたどり着けない、見つからないという問題、また、地図が見づらい、先ほどこれもご答弁ありましたけれども、使いづらいという部分、これも改善されなければなりません。また、文字の拡大ができないとか、音声の案内ができない、そういった部分もいろいろ指摘できるわけでございますが、これらは、バリアフリーマップの利用者にとっては決して私は過剰な要求ではないと思います。ぜひNPOに対してこういった改善をしていただくように、さらに指導、支援をしていくべきだと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 |
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| ◎堀川 計画調整課長 |
ただいまるるご提案いただきまして、ご指摘、お話しいただきましたNPOの特性を生かした民間情報あるいはリンクを張る手法、あるいは区民、団体との連携、こういうようなことにつきまして、今後事業者に関しまして助言、支援を行ってまいりたいと思っております。
先ほども答弁させていただきましたように、もとより現在のマップがこれででき上がりという完成品というわけではなくて、これからどんどんよくしていきたいというものでございますので、ご提案のご趣旨に従いまして、助言、支援を進めてまいりたいと考えております。 |
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| ■上島よしもり 委員 |
そのとおりだと思います。ゆっくりと言っていいのかわかりませんが、だんだんといいものにしていくということが大事なんですが、一遍にはなかなかそういうふうにはいかないと思うんですが、そういう方向性をつくっていくために、大変重要な前提というのが僕はあると思うんです。それは、利用する当事者とか区民の広い協力、そういったものが不可欠だということを強調しておきたいと思います。
個別的な、具体的な機能として私自身がぜひ付加してもらいたいと思うのは、駅から主要施設まで行くための安全なルートを掲載してもらいたいと思うんです。例えば世田谷区役所であれば、松陰神社駅からどういった道を通ってくれば安全か、これは障害のタイプにもよるかもわかりませんが、そういうマップ上にそのルートを目立つ色で示していく。途中に注意すべき事項なども、そのマップの中でわかるようにしていただければ、大変いいかなと思います。そういう機能をさらにつけ加えるとなると、まさに現地調査、多くの人の調査力というものが必要になってくるわけでございますが、そのバリアフリーマップのまちづくりを区として推進しているわけでございますから、今言ったような市民の協力はもちろんですけれども、都市整備部門の情報も、ある意味提供していくことも考えられます。またNPOは、先ほどから申し上げているとおり、みずからの利点を生かしまして、障害者や高齢者団体、その他ボランティアの方々、もしくは企業で、最近では安全マップを学校でつくっておりますが、こういったところとも協力していただくという手法も考えながら、つぶさに情報を積み上げていくという仕組みを徐々に私はつくっていくべきだと思っております。
いずれにしましても、本当に利用価値の高いマップをつくるには、NPOの提案に示すようなアンケートを、DMを送ってアンケートをとるような手法だけでは私は成り立たないというふうに思います。当事者や区民の協力者を多く巻き込んで、ゆっくりと着実につくり上げていく、その過程がそのままバリアフリーのまちづくりにつながるような、私は本来の世田谷の福祉の取り組み方、こういうことをこれから考えていっていただきたいと思うんですが、いま一度そういう観点で取り組み方自体を見直していくべきだというふうに思いますが、いかがでしょうか。 |
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| ◎堀川 計画調整課長 |
| 区では、これまでもお話にございましたような都市整備領域なども含めまして、バリアフリーにつきましては区民や利用者からの意見なども踏まえながら取り組みを進めてきて、段階的、継続的な改善を図っておるところでございます。NPOの事業者におきましても、地域の方々との連携を含めてさまざまな努力をされているものと考えておりまして、このマップづくりは、NPOや区民の方にとってもお話にございましたような地域を知る大切な手段の一つで、町づくりにつながるものだと、そういうふうに考えますので、また、歩みは少しゆっくりかもしれませんが、一つ一つ課題に一生懸命取り組みまして、ご提案の趣旨につきましても、今後事業者と協議して検討してまいりたいと考えております。 |
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| ■上島よしもり 委員 |
他の自治体ではかなり進んでいるんですね、多くの連携を広げているという意味では。そういう意味では、世田谷区に私はできないことはないと思いますので、ぜひお願いいたします。
今回のNPOは、大変福祉現場の経験の乏しいNPOではないかなと、私はホームページ上からしか判断できませんが、そういうふうなことを思ったわけでございます。そういう意味では、やはり区として広報とか、もしくは協力者を区から紹介していったり、そういう必要な支援を行っていくことが求められているのではないかなというふうにも思います。ぜひよろしくお願いいたします。
もう一つ、時間がありませんのでもう一つだけ質問させていただきますが、なぜこれだけ課題が出てきているのか、一つは、初年度だからということで区の方はとらえられているかもしれませんけれども、私、半分はそのとおりだと思います。しかし、もう一方で私は、担当者や事業者であるNPOの取り組みに大きな問題があったとは思いませんけれども、その施策がなぜ必要なのか、利用者は何を必要としているのか、もしくは、いわゆる施策の目的が緻密に確認できていなかったのではないか、またはそれに基づいてどういう募集をしていくべきかについても、緻密ではなかったというふうに想像しているわけでございますけれども、このことは、今後区がいろんな施策に取り組む上で大変重要だと思うのでございますが、その辺について、今回の課題についてどのようにとらえられているか、これは部長の方からお答えいただければありがたいと思います。 |
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| ◎秋山 保健福祉部長 |
今回のインターネット版のバリアフリーマップは、高齢者や障害者の方たちを初めとして、区民のみんなが本当に快適な外出ができるようにということで、まずはとにかく立ち上げようと、十七年度に本当に一生懸命やったつもりでおります。まずは第一歩を踏み出したというふうに私としては認識をいたしております。
ただ、事業者の選定とか手法とか、新しいことへの挑戦でした。新しいことへの取り組みだったということで、課題もございました。四月につくって以降、また皆様からも、いろいろなご提案とか改善点のお話もいただきました。このような点も含めまして、このNPOにお願いをしたということは、このNPOの人たちが一つ一つ地域を回って歩いていくということがまちづくりにもつながるというふうに認識をいたしてございます。ですので、このマップづくりが地域づくりの一歩だというふうにも考えまして、今課長の方からも答弁いたしましたように、本当に少し歩みはゆっくりなのかもしれませんが、まちづくりって歩みがきっとゆっくりなものだろうというふうに理解をしていただきまして、少しずつでも前進をいたしまして、区民の皆様から便利に使っていただくということを目指しまして、今後も充実を図ってまいりたいというふうに考えております。 |
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| ■上島よしもり 委員 |
部長の方から、全く私、そのことを申し上げたいと思って質問いたしました。ぜひしっかりと進めていただきたいと思います。
私からの質問は終わります。 |
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